鍵 2021-11-12 01:02:10 |
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銀さん、こんにちは。あの…、ねおあーむすとろんぐ何とかって、何ですか?( 積もった雪がきらきらと目に眩しい中、バイト先の茶屋で大量に貰った蜜柑をお裾分けしようと万事屋を目指し歩いていると、通りに面した公園から雪にはしゃぐ聞き慣れた声を耳にして。顔をそちらに向け3人の姿をみとめると同時に、神楽ちゃん新八君と視線が合い、にっこりと笑顔を浮かべては片手を上げて手を振って。会話ができる距離まで歩みを進めながら、皆で雪遊びなんて本当に仲が良いなあと内心ほのぼのしたのも束の間、園内中央のよく分からないけれど完成度の高い雪像が目に留まれば、ぎょっと息を呑んで。かぶき町で生活している身には、それが明らかに青少年の精神衛生上あまりよろしくない形をしていることは一目瞭然。手前にいた2人と暫く言葉を交わした後、両腕で蜜柑の入った風呂敷を大事に抱え足元に注意しながらゆっくりと、雪と同じ銀色の髪をした彼の元へと向かっては、挨拶もそこそこに恥ずかしそうに眉を歪めながら疑問を投げ掛け )
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