ふたりの家 〆

一瞬でも戸城さんに刺さっていた事が唯一の救いです…。文化祭でやった演劇以来かな、こんなに変な汗かいたの。（ 襟元ぱたぱた ）…あ。念のため言っておきますけど、さっき言った事は本心ですから。惚れた欲目を抜きにしても、戸城さんは素敵な人ですよ。（ 言い終えると逃げるように顔背け ）

ふっ…、俺のことマスコットキャラだと思ってます？（ 口元覆って笑い堪え ）コメディー路線に入ったので、生存ルート確定ですね。…なんというか、戸城さんが関わると途端にマルチハッピーエンディングになる気がします。どう足掻いても幸せ、みたいな。（ 愛おしげに目細め ）


なるほど、わかりました。それじゃあ家で待っておきますね。…自分で言うのも変ですけど、俺のこと、よろしくお願いします。（ 小さく手を振って ／ 裏に引っ込み ）


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……、…としろ、さん。（ 扉が開く気配で目覚め ／ 寝ぼけ眼で手伸ばしかけ ）…うわっ、す、すみません、来てくれたんですね。有難うございます。（ はっとした顔で慌てて起き上がり ／ ぺこ ）作る…って、戸城さんが？俺は嬉しいですけど、そんなに頼りきっていいんでしょうか。（ おずおずと視線向け ）