名無しさん 2021-10-27 07:39:41 |
通報 |
(/返答いただきありがとうございます!同郷として既知である、という程度の関係から始めさせていただきました。このまま話し合いの方は蹴らせていただきますね。)
(顕現して早々、最初の命として言い渡されたのは同郷の刀である鶯丸__鶯丸友成と同室として本丸での生活を教えてもらえ、というものであった。政府から報酬として自分を賜ったと言う割には構われることなく、矢継ぎ早に伝えられた命と近侍から鶯丸の良くいる場所を告げられたのみで後は追い立てられるように部屋から出されてしまった。)…全く、なんだと言うんだ。俺を望んでいたというのにあの反応は……(己の価値を考えれば望まれるのも当然ではあるが、刀として扱われることもなく放り出されれば些か不満に思いもする。いじけたよう呟いた後、一先ず告げられた命を遂行しようと気分を切り替えた。
鶯丸はどこにいるのか、と方々へ尋ね歩いて、その度に「鶯丸が待っていた」という旨の話をされては内心首を傾げつつ、ようやく最初に近侍に教えられた場所であろう縁側に辿り着いた頃には何故か鶯丸宛の祝いの茶菓子が両手を塞いでいる始末であった。ウグイスというには明るい色合いの髪色、揃いの赤を身に付ける姿に人の身を得た鶯丸であろう、と見当を付けそばへ寄った。しかし近付いた気配に振り向きもせず、時折湯呑みを傾けては茶を啜る暢気な姿へやや脱力し、声をかけることにする。)__おい、お前…鶯丸だろう?俺を待っていたと聞いたぞ、俺が此処に来た祝いにと菓子類を押し付けられた。祝いの品と言ってもお前宛てのものだろう、受け取れ。
トピック検索 |