共に夢見る白昼 ｜ 〆

当然。灯の家の方が落ち着くし。( 彼の優しさにつけ込むような真似をして、平然として家の中へ。温かくて安らぐ香りがするような気さえするそこは、何度も出入りしているために実家のような安心感を覚える。きっと穏やかに迎え入れてくれる場所だから、というのもあるのだろう。毎日ずっと籠ってばかりの家は、あまり変わり映えしなくてつまらない。だからこそ、柔らかな空気感を少し羨ましく思う。平日は講義などがあるだろうから、と遠慮している分、こうして休日に入り浸るのが楽しみとなっており。本人に直接言えるほどの素直さは、生憎持ち合わせていないのだが。「……僕、なんか食べたいんだけど。甘いものとか、ないの」適当に座ったかと思えば、遠慮や控えめさの欠片もないお強請りを。否、頻度を考えてみれば催促と言った方が正しいかもしれない。ちらりと視線を向け、目だけで早く、と訴えて )

( / 纏まりましたので、返信を置いておきますね。何やら我が儘傍若無人な一面が早速見えておりますが、灯くんに注意されれば多少控えることくらいはできるはずですので……恐らくは。やりすぎ、などありましたら遠慮なく仰ってください。)