常連さん 2021-10-17 16:20:09 |
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(学校からの帰り道。持っていた鞄は近くの草原へ隠すように置く。踏切の遮断機を潜り抜けると、図ったように遠くから聞こえてくる電車の音。それが次第に大きくなる中、線路に身を投げようとして_腕を捕まれた。全く予想していない展開にただ唖然とするだけで、腕を振り切ることさえ出来ない。その数秒後、自分の数十センチ前を高速で電車が横切ってゆく。一体誰が……、振り返ったその先には、見知らぬ成人男性の姿があった。
そのまま彼に連れられて、あまり状況が呑み込めないまま到着したのはアパートの一室。改めて顔を合わせ、一番最初に出てきたのは怒りや疑問ではなく_感謝の言葉。目の前の名前も知らない人に向けて、にこりと笑い掛ける。)
……ありがとう。
◇◇◇
(放課後。赴任して数ヶ月、既に私物化されている生徒指導室にて、とある生徒を待っていた。……とはいえ、約束の時間まではかなり余裕がある。話をスムーズに進められるようにと成績一覧やらメモ帳やらを準備して面談に備えておく。此処で一度壁掛け時計を一瞥し、まだ時間に余裕があることを確認すると、もう一仕事くらいは片付くだろうとノートパソコンを立ち上げた。)
(/初回ロルを落とさせて頂きます…!長さにムラがある上に、描写の都合上勝手に色々と設定を盛り込んでしまいました申し訳ありません…、返しにくい、不備希望等あれば書き直しますので遠慮無く仰って下さいませ…!!)
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