ゆー。 2021-09-28 19:37:11 |
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>れっちゃん
もしかして誰かと待ち合わせとかしてる?
そしたら帰りに撮ろうよ、終わったら連絡するからさー連絡先教えて?
( 不良生徒とされながらも、自分を見つければ素直に驚いた表情を浮かべ、無視せずに相手をしてしまう彼女の甘さは指摘せず、無言でにこっと笑みを深め。律楽と入学式を迎えたかったであろう友人たちは捨ておいて、立ち去ろうとする玲に笑顔で鈍感な振りをしながらついて歩き。カバーにプリクラらしい写真の入ったスマホを出せば、緑色のSNSアプリを開いて見せて。 )
>桐谷君
うん、すごくいいと思う。似合うね!
( 冗談を返してくれた陽向に笑い声をあげれば、今度は本音で褒めながら両手をグッと握って。それから片手で口元を隠せば「ふふ、律楽さんってひなくんに言われると変な感じ……」と可笑しそうに笑ってから、ハッと真面目な表情を浮かべ。いつまでも仲の良い幼馴染のつもりで呼んでしまったものの、距離感を誤っただろうかと、少しショックを受けて段々と語尾をすぼめていき。 )
アッ……でもそっか、私も桐谷君って呼んだ方がいい……よね?
>ゆーくん
うわっ……と、あ、ありがとうございますー!
( なんとかここまで運んできたものの、致命的にぐらついた書類に最悪の結果を思い浮かべて覚悟を決めたところで、伸びてきた手に助けられホッと息をつき。先程まで書類の山で存在すら認識できていなかった相手にお礼を言おうと、書類の脇からヒョイと顔を出して。相手はこちらに興味などないようで俯いて歩いているものの、身長差があるためしっかりと顔の確認ができ。中学校も同じだった幼馴染だと認識すればへらりと笑いかけ。どうやら帰ろうとしているらしい彼に、同じように書類を取りに職員室に来ていた1組の生徒を思いだして。 )
ん、ゆーくんじゃん、ありがとー!めっちゃ助かったー!確か1組だったよね?まだ書類配るみたいだから帰らない方がいいと思うよー。
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