ゆー。 2021-09-28 19:37:11 |
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>一条
………、………。(それから暫くして、入学式の有難い長々とした校長のスピーチを終えて各自ぞろぞろと並んで教室へと向かう頃。周囲の生徒たちはこれから始まる楽しい学園生活に目を輝かせて楽しそうにはしゃぎ声を上げているのを鬱陶しそうに冷たい目で眺める。正直、それっぽい楽しいだけのつまらないアニメをダラダラと流し見しているような気分になってしまい辟易とため息を零すと、クラスの場所も割り振りも確認した。誰かとつるむつもりもない。この後担任の教師からこれまた有難いお言葉を頂いて初日は解散、小煩いのはカラオケにでも行くのだろう。と予想を建てると下らなく感じ、廊下へそれぞれ並んで歩く列からスッと抜け、どこへ行くのかと他の生徒から問われれば「便所。」とだけ返して渡り廊下から外に抜けていき。正直このままやかましい教室に戻るつもりは無い。帰ってしまおうとポケットに両腕を突っ込んで校門へと歩き出すとにゃあ、と野良猫の声が頭上から聞こえて顔を上げるとコンクリートの上で丸まる子猫を見つけ。手を伸ばして撫でて)
>桐谷
……まだ、俺はお前に何かあったか逐一言わなきゃいけないのか?(このまま相手との関係は何も起こらず振り切れると思い込んでいたがために思わず足をピタと止めてしまう。気がついているのだろうか。それとも気がついていないのだろうか。はたまた、急に何も告げずに仲間からいなくなった小さい頃の友達のことなんて忘れているだろうか。相手もまた仲間たちの群れから離れたことは知らず知らずに、随分と派手な雰囲気になったような気がするけど、自分に対して年月が経ったとは言え敬語をぶつけられることにも、自分の仲間たちへの後悔が彼の表情から以前の雰囲気が見て取れてしまい不快そうに舌打ちを零すと不機嫌そうに低い声でそう続けると振り返って相手を眼鏡越しにきっと一瞥した後に、相手を遠ざけようとはっと軽く笑い。)他の奴とも居ない所を見るともう終わったんだろ?俺達の薄いナカヨシゴッコはさ。
(/ご対応ありがとうございます…!これからよろしくお願い致します…!/蹴可)
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