>一条 あぁ、眠いし悪戯されたくないからな。……おうっ。 (後ろの相手を肩越しに振り向き子犬のような表情を怪訝そうに眉を潜め見詰めれば、あぁ…そうか、と真顔で相手の思いを汲み取り、澄ませていた耳に小さな呟きが届けば、無言真顔で立ち去って行くかと思えただろうが、幼少時のようなあどけない笑顔を向ければ、校舎へと足を進めて。)