【3L】.ﾟ･*.清涼飲料水。?*.【全員幼馴染】

>真藤

………あんなのが居るせいで、俺も振るった暴力以上の痛い思いを余分にしなければならないのか。(一体かき消せるのだろうか。さっさと降参して彼に謝ってデータを回収できるか試みた方が今一時のプライドを折るよりもましな未来が見えたかも知れないというのに3人がそれぞれたじろいだような素振りを見せ、それぞれ普段悪態を着くのが得意な自分でさえ言葉にするのが幅かれるほどの捨て台詞を吐きながら踵を返して逃げて行ってしまう。徹底して後悔させるなら手首を掴んだままの方が良かったか。まあそれが目的ではないし良いか。とちらと考え。それにしても相手が晒そうとも晒さずともいずれにせよどこかのタイミングで人生をひっくり返されるほどの痛い目に合わされてもおかしくはなさそうな3人組だった。と同時に、自分も。会いたくて仕方なかったのに会いたくなかった矛盾した関係性の彼に助けられて関わるとは思ってもみなくて、”最悪だ”と小さく呟く。少し汚れた制服を手のひらで叩きながら)真藤。何故……って。お前の場合は聞いても答えはひとつか。ならば助けた云々じゃなく、相手が俺だと知っても尚、手を出したんだ。


(／プロフィールの件申し訳ございませんでした…！訂正版を先立って提出致しましたので再度ご確認頂けると幸いです。)



>峰ヶ崎

小さいのが跳ね回ってるのが鬱陶しかっただけだ。……ガキじゃあるまいし、もうそうやって呼ぶのも止めろ。(すっかり年月が経ってしまい言葉をこんなふうにくみかわすのも久しいが、その間の取り戻せない時間帯の間の空白を”久々の再会”程度の笑顔や何の変哲もない自然な会話でやり過ごすには余りにも長い空白期間と感情の大きさだった。喜びを露わにする相手とは対照的に、そんな程度の言葉でカタがつくほど、簡単な友達ごっこをしていたと思うと余計に虚しくなってしまうがためにそう冷たく続けて。)



>一条

一条が一条さんじゃなくてれっちゃんだっただけだ。(こればかりは自分にも上手く言葉にして説明できる気がしない。ただただ、相手と昔のふざけ合いやじゃれあいの延長戦にも似たやり取りを行えることが、失った時間を取り戻しているかのような錯覚に陥るから嬉しくてたまらない。…それでも、家族のことについて深く聞いてこない事にもありがたさを覚える。猫を飼うと決心を固めた理由がただ単に猫が好きで生き物を大切にしているから。だけではなく”誰にも引き取って面倒を見て貰えなかった自分と重ねてしまったから”とはさすがに相手に言いづらいからだ。頼れと笑う相手に穏やかに双眸を細めると手の中の黒い毛色の子猫を優しく撫でてやり。)……そうするよ。こいつも喜ぶだろう。名前も決めてやらないとな…。



>榊

ああ。ナカヨシゴッコをするつもりはもう無い。……、……お前は距離感がバグり過ぎだ。(やはり当初の予想通り、悪態を着けば着くほどあちら側のペースに絡め取られやすくなってしまうだけのようだ。こっちが一線を引いた事に対してまでもあっけらかんとそんな事をのたまう相手に、いや、まあ他のメンバーに対しては結城と呼ばれる方が距離を保ちやすいのだが。元からパーソナルスペースが広すぎる、というか存在しない彼女に今更そう呼ばれるのは恥ずかしいと言うよりも違和感さえ覚えてしまうのだからコミュニケーション能力というものは恐ろしい。とはいえこちらはそうでは無い。「……俺からは榊、でいいだろ。」と己側の線を引くために面倒そうな声で続けて。)