怪しいひと 2021-09-27 23:06:20 |
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気に入ってくれたなら良かったよ。……でもやっぱり、きみが来るならもう少し豪華にしておけば良かった。
( 招き入れた相手がどうやら悪感情を抱いて居ないことを知れば安心から一息をつくも、やはり隙間風の吹く家屋は威厳を示すものではなく、ついた息はすぐに苦笑に変わり。話しながらも打ち付けた鋼がちらりと火を吹けば慣れた仕草で枯れ草へ。転がっていた火箸を目に入れると灰をかき分けながら火種を転がし、若干の暖気が相手のもとに届けば重畳と。そうこうしているうちに続けられた質問には一度瞬き、気遣いか遠慮からかまごついた末のそれにも構わず言葉に詰まったのは、答えたくないからというよりも純粋に答えを思い付かなかったから。いつから──いつから?隙間風の吹くあばら家は元からこの姿ではなかった気もするけれど、遠い昔の絵は思い出せず。「いつから、だろうね。たぶん、きみの生まれるずっと昔からということだけ」はぐらかしと言えばはぐらかしなのかもしれない。具体的な年数は何も挙げず、その代わりに「きみのお家はどんななの?」と論点をすり替えて。尻の下に敷いた座布団に体重を預けると、パチパチと爆ぜる火を見るともなしに眺めながら )
(/お帰りなさい、またこちらも大変お待たせしてすみません…!少々忙しくなってしまいお返事遅れてしまいました。そちら様の事情についても了承致しましたのでくれぐれも無理なさらず…!
河原の行動範囲としましては、それが「縁日」「お祭り」「お祝いごと」に地続きになる限りは移動可能でございます!ご提案のいずれもがとても魅力的で、是非是非その展開にさせて頂きたく…! )
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