怪しいひと 2021-09-27 23:06:20 |
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此処が河原お家、
( 辿り着いた其処は、年季の入った彼の家。小さな集落では同じような家屋を良く見てきたので然程驚きは無く、寧ろ家主を守り地に足を着いて聳え立つ姿は白亜の城よりもよっぽど立派なものに感じる。人が住うには些か不便な土地にも感じるが、小さなお頭には其処まで考えを巡らせる程の力量は無く。彼に続いて、彼と彼の住う家へ一声掛けてから室内へと足を踏み入れ、途端に鼻を掠める木材特有の独特な香りに大きく深呼吸をして堪能し。二つの下駄を脱ぎ、漆の剥げた壁へと手を伝わせながら軋む足取りを楽しみ促されるまま室内の中央へと。思えばこうして誰かの家に訪れるのも初めてで、何やら至れり尽くせりなのではと身を更に小さくさせながら対面した座布団へと膝を折って座り。滑らかな座布団の表面を指先でなぞりつつ、囲炉裏に火を起こそうとする相手へと改めて向き直り「唄は此処好きよ、静かで落ち着きます」まだ舌に残る林檎飴の甘味な味わいに、先程の恐怖心はすっかりと半減して、表情の読めぬひとつ目の布面を眺めて。色々と聞きたい事はあるものの何から話せば良いのか、聞いて良いものか、上手く言葉に出来ずに次に唇を開いた時はそれから幾らか過ぎてからで。)
河原は、…いつから此処で暮らしてはったんですか?
(/大変お待たせ致しました。ようやく私生活の方が落ち着きまして週末からは以前のようなペースでやり取りが可能となります、ご心配を掛けてしまい申し訳御座いません…!仕事の都合で時折長期的にお返事が遅れてしまうのですが失踪などは決して致しませんのでご安心下さい!また宜しくお願い致します…!
また今後の展開についてなのですが、何か既に決まっている事はありますでしょうか?
河原さんの行動範囲は何処までなのか疑問でして、出来ればお山の中で紅葉を楽しんだり、星々を眺めに行ったりしたいのですが如何でしょうか?
また唄が直ぐには帰れない事を悟り、帰路を探しつつも暫くは河原さんと共に生活をする方向で落ち着こうと思うのですがご意見を頂ければ幸いです…!)
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