りりこ 2021-09-24 18:29:05 |
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(湯加減もどうやらよかったらしく、相手から返事を受け取ればそのまま浴室から出てはまた何かを用意し始めて。その用意が終わればリビングにてテレビを見ながらソファでくつろいでいると後方からのドアの開閉音に気付けば「お、あがったな。」とあたかも待っていたかのように呟いて。そしてなにやら小瓶のようなものを持って相手に歩み寄ると)
これ、軟膏。火傷の痕に塗って。
(とほんのりと花の香りが漏れ出す小瓶を手渡して。相手の体中に火傷の痕があり、吸血鬼が陽ざしに弱いとはいえその有様は普通ではなく、とても見過ごせるものではなかった。今もその痛みに悩まされているだろうと心配すれば先ほど薬箱から軟膏を取り出していて、風呂上がりの今塗れば効果的なはずだと、ただひたすらに相手の体を労わっては「じゃあ、俺も風呂入ってくるから。」とその場を後にして。)
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