りりこ 2021-09-24 18:29:05 |
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あ、そう。
(吸血鬼という種族は珍しい種族であり、自分も目の前にいる吸血鬼を見るのが初めてだった。それ故に彼女たちについての知識が乏しく、何も考えずにお粥を作ったことを後悔して。しかし、実のところ普通の食事も摂るし吸血も少量でいいらしい。そこは個人差なのだろうが、これからしっかりと理解を深めていかねばと内心で決意して。こちらが差し出すお盆を相手が受け取ると、「上手く出来てるといいんだけどな。」と、人に振る舞う料理などいつぶりかさえ覚えておらず、だからこそ自分ではなく他人が食べる自分の料理というものに不安を抱いて。相手の反応を恐る恐る窺っているとなにも言わずに二口目に進む相手を見て、どうやら明確な失敗はしていないようだとほっと胸を撫で下ろして。粥を口に運ぶ相手のタイミングを見計らい、水で一服しているところで)
俺は神薙大悟。君は?
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