某日、寮部屋にて　(　〆　)　

策士みてえな事言うね。ンでその策に俺はまんまと嵌るんだろうけどさ。(　感心した声調で瞬き　／　小さく笑み湛えては肩竦め　) 今のでイケメンって。俺に対して判定甘いよなァ、人の事言えねえぞ。(　近付いた体温に目を細め　／　軽い調子で揶揄し　) 依存しちまえば良いのに。(　不貞腐れた面持ちで呟き溢し　) 唯一の特技っつーか、……まあ便利ではある。ん、そんなに喜んで貰えんなら作り甲斐があるわ。(　仄かに漂う喜色感じ得て思わず微笑み　) ……触れていいの？(　殊勝な挙動に僅かに瞠目し　／　数拍後相手を窺い乍ら殊更狡く問うて　)

──ふ、…っあは、出たな。巽の負けず嫌い。(　堪え切れず笑い声溢れ　) だーめ、隠すな。癒されるかどうかは分かんねえけど、心配くらいさせろよ。そう考えりゃ恵まれてんのよなァ、俺。擦れ違いの両片思いにならずに済んで良かった。ん、了解。つっても俺も頻繁に向こう覗ける訳じゃねえから、見落としがあるかもしれねえってのだけは頭の片隅に置いといて。(　眉根寄せ言い切り　／　こくりと首肯し　)