花靴。 2021-09-14 23:27:36 |
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『 …… 煩ェ 、 テメェじゃなかったら殺 してたぞ 。 』
( 多少むず痒いのはあるものの 、 即座に威圧し 。
もし他人がいたとしたら 、 その言葉をそのまま受け取るだろうが彼女はそうでもなさそうだろう 。
と言っても 、 半分本気の半分冗談程度ではあるが 。 そりゃそうだろう 、 急に自分の体を触ってくるのだから言ってやりたくもなる 。 幾ら知り合いとはいえ 、 触られても何も言わない奴なんて甘露寺か煉獄位じゃないのか 。
そんなことを考えながらも顔を顰め 。 )
『 オイ待て 、 誰がテメェらにご馳走すると言った? 』
( 可愛い後輩の願いだ 、 と金平糖を食べさせてくる彼女の手を避けながらそう言う 。
お前の継子なんだからどうにかしろ 、 と伊黒へ視線を送るが彼は諦めているのか目を逸らした 。
チッ 、 と舌打ちをしつつ 、 " 仕方ねェ " なんて呟いた 。 )
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はあ …… ? 何言ってんのさ 。アンタが抱き寄せて来たんだろうに 。
ほら 、 五分経ったんだから早く起きなよ 。
( 呆れ気味にジト目で彼を見つめ 。
勿論鈍感なのも相俟って彼女には夜這いなんて単語なぞ頭には入っていない 。
そして事実を彼にぶつけながらも彼を傷付けるような言葉はかけない 、 必要が無いしそういう言葉を言っていい空気でもないからだ 。)
…… ウチは先に行ってるよ 。
折角アンタの好物用意したんだから 、 早く食べないと損かもな?
( 目を細め 、 意地悪な笑みを浮かべながら容赦なく彼に言葉をぶつける 。
勿論悪意は無いので 、 そのままそそくさと朝食を用意し置いてある部屋まで向かった 。 彼はからかいやすいので 、
結構な癒し要素とも言えるだろう 。 まあ 、 その他の癒し要素もあるっちゃあるのだが 。
…… 今では偶に客人 …… という名の常連の知り合い ( 富岡 ) が来るくらいだし 。
と言っても 、 毎度の如く関係は繰り返す度に戻ってしまうのだが 。 )
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