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オイラの摩訶不思議な
経験を語ろうかなぁ

あれは5から6歳の頃か
ある狐が有名な神社に
親の用事で出かけた時
親の用事が済むまで
神社内で池見たり
絵馬書いたりして遊んでたのさ
神社の縁側？みたいな所で
稲荷寿司を食べてたの
美味しそうに汁を吸った
奴を最後に残してたのよ
食べようと思ったらね
狐が近寄ってきたのさ
人懐っこい子でね
楽しみにしてた稲荷寿司を
何故かなあげたのさ
無意識なのか
初めて見たからなのか
狐は稲荷寿司を食べたら
森？林？の方にささっと
行ってしまって
しばらくして親が
用事を済ませて
帰る為に神社の人と出てきて
狐に稲荷寿司あげたの
とか言って話してたら
神社の人に珍しいですね
滅多に来ないんですよー
なんて言うから
嬉しいってなってはしゃいで
帰りの車に乗る頃には
うとうとしててね
揺れも追い討ちをかけ
寝そうって時に一瞬だけど
狐が2匹見えた気がしてね
その後寝てしまいまして
次に目が覚めたのは
ドンって音とキューブレーキ
ブレーキの振動で寝ぼけ眼で
見たのは
ボンネットに純白の九本の尻尾を
なびかせている狐だった
あれ？と思う間もなく
ゴゴゴゴゴゴって音
数キロ先の道で土砂崩れ
そのまま進んで居たら
呑まれていたってぐらい
狐は振り返りもせずに
林？森？に姿を消した
そのまま寝てね
起きた時には家
夢か…って思ったら
親が土砂崩れの話ししてて
あれ？って思った
しばらくして聞いたのよ
ボンネットに何か居たよねって
そしたら音は聞こえたけど
何も見てないそう
音にびっくりして
ブレーキを踏んだらしい

それから12の時に
その神社に行ってみたけど
狐は現れなかった
稲荷寿司は美味いかった
本当に不思議な経験
それからだろうか
動物に好かれる様になったのは
特に犬には懐かれる