管理人_不破 2021-09-08 22:58:04 |
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>ウィトゥス、パンドーラー、メトディオス
「堕天使ってのも何だかんだ多忙なんだろ?お互い様さ」
( あまり気乗りしないといった様子で挨拶を返す堕天使達。図体の大きい一人と、女児のような一人の体格差は滑稽な程で。失笑を抑えるようにハキハキとした口振りで話し、茶葉をくれるというパンドーラーに「楽しみにしてるよ」と屈託無く笑いかけ。優雅に茶を嗜むなんて性に合わないし居心地が悪い筈なのに、彼女の淹れる茶が絶品な所為ですっかり虜になってしまった。お返しは何にしようかと嬉々としていると、同僚に能力を使うもう一人の姿に思わず見入って感嘆と声をあげた )
「…いやぁ、便利な能力だよ、本当。堕天してしまったのが勿体ない…。」
( もし彼が天使のままだったならば、と勝手に空想を広げ、如何にも残念そうに肩を竦めた。その後、信仰を程々にと忠告を受けたが不服そうに顔を歪め「へーい…」と生返事をするのみで聞き流した。程々に、ってこれでも足りないんだけど、なんて脳裏で悪態つきながら進んでいれば、無事人間界に着いたようで。ふとパンドーラーが指した地上には、形相悪めの天使が此方を見上げていた。見知った顔に、今度は大きく両腕を振って「メトディオスー!」と呼びかけた )
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