ノーマル 2021-09-07 06:50:28 |
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(人が大真面目に聞いているというのに今の返しは無い。本っ当に無い。大声が出せない代わりにあの人の氷魔法に匹敵しそうな程の冷えた視線を向ければ、先程の発言は早々に撤回されて彼自身の気持ちを聞く事が出来た。『ノーマルもメイジも関係無い』だなんて綺麗事を口にするノーマルがいるだなんて思わなかった。メイジをノーマルと同等に扱うことすら罪になる世界なのに。けれど、自分の気持ちに正直に生きて、そのために行動出来るのは素直にすごいなと思う。やっぱり彼は変わっていると、くすくすと笑みを零す。意図的に作った笑みではなく、自然と出た笑みだった)
ふふ、なにそれ、君ってすっごく損しそうな生き方してるね。でも、そのお陰で僕は助かったわけだし…ちゃんとお礼は言うよ。ありがとう
(死ぬ覚悟を決めていたとはいえ、本当は死にたくなかった。彼はその願いを叶えてくれたのだから、感謝を伝えるのも当然のこと。…あ、今、名前を呼べるタイミングだったかもしれないけど逃したな…と内心でそんなことを考えていると、彼から『行く当てはあるのか』と問われ、それに対してふるふると首を横に振って)
無いよ、僕の居場所はあの家だけだったから。家族がいるかどうかも分からないし、唯一の身内と言えなくもない師匠はずっと失踪中だし…
(なにせ、物心ついた頃にはすでにあの人と一緒だった。それ以前の記憶は幼さ故か全く覚えていなくて、家族がいるのかいないのか、生きているのか死んでいるのかすら定かじゃない。頼れる人も場所も何も無くて、この身一つだけで放り出された状態だった。だからと言って、彼に頼ろうとは微塵も考えていない。だから、彼がどうするのかを聞いてから自分の行動を決めようと思い)
…君が望むなら今すぐにでも出て行くし、従僕にしたいならそれでも構わない。奴隷として売っても文句は言わないよ。君に無断で勝手に逃げるつもりも無いから、じっくり考えてから後で聞かせてくれてもいいけど
(この部屋が彼の家ならば、必然的に自分がいるこの場所はメイジ差別の象徴ともいえる街『アクシス』であると分かる。薬の説明も満足に出来ない彼に医療知識や技術があるとは思えないから、医者を呼んだ事は明白。メイジの存在そのものを罪としているようなこの街で診るのだから、当然その医者は大金をせがむだろう。ようするに、この時点で自分は彼に多大な損害を与えているのだ。だから、先程口にしたどれかの行為を彼にされても恨む気は全く無かった。それに、これ以上彼の負担や迷惑にはなりたくないという紛れも無い本心があり、これぐらいでしか返せないと思っているのもまた、本心だった)
(/好みが合ってて嬉しい…ブランにめっちゃ家事頑張ってもらいます…!
マックスくんはやれば出来るタイプなんですね!スイッチがなかなか入らない感じかな…とても分かりみが深い。成る程、それならブランと生活リズムが食い違うことも無さそうで安心です!もし夜型だったらどうしようかなとちょっとだけ思っていたので…)
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