ノーマル 2021-09-07 06:50:28 |
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ああ、よく言われる。
(ここで生活をしているなんて、ノーマルだろうがメイジだろうがまともな奴ではないと思っていたが、どうやら落ち着いて会話は出来そうだ。失礼だと言われれば、開き直ったように肩をすくめて軽口を叩く。それでも油断している訳では無く、しっかりと相手の動きに目を光らせる。相手もかなり警戒しているようで、下手に動く様子は見られない。そのまま大人しくしていてくれと願いながら、相手が指示に従うのを待つ。溜息の後、ゆっくりとフードが下されれば、探していた人物の特徴とは正反対の真っ白の髪に金色の瞳が、開いた窓から射し込む外光をきらきらと反射させる。貼り付けたような笑顔は嫌味のように感じ気に食わなかったが、予想外に綺麗に整った顔に、ほうと感嘆の声が出る。メイジであれば姿を変えている可能性も考えられるが、此奴は違うだろうと自身の直感を信じ、銃口を下げ。)
…満足だ。いきなり銃を向けて悪かったな。誰も傷付けるつもりは無い。安心してくれ。
(相手が従えば、此方もちゃんと無礼を詫びる。そして攻撃するつもりは無いことも告げ、トリガーから右手を離して相手に見せれば、相手にも手を下げるようにジェスチャーを示す。ここまですれば、きっと向こうからも攻撃はして来ないだろう。そして相手の地雷である事など露知らず、揶揄うように軽薄な笑みを浮かべて、「随分と別嬪さんじゃねぇか。お姫様かと。それか妖精か。まさか悪い魔女じゃあないよな?」と相手がノーマルかメイジか、はたまたイーブルかと問い掛けて)
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