ノーマル 2021-09-07 06:50:28 |
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(では背後のやり取りはそのような感じで!大好きっ子さんの妄想が毎回天才的なのでいくらでも聞いちゃいます!
『アクシス』はそうですね、ノーマルによるノーマルのための街って感じですしね。中には上手く隠れて生活してるメイジも居そうですけど、隠れるのも中々大変そうだし、リスクがでかいですよね…。『ランダウン』は、『アクシス』で迫害を受けるメイジの理想の地だけれど、場所も辺境の地にあって、実際にランダウンを目指して街を出てから戻る人はいないし、ランダウンへ到着したのかどうかも…。まさにユートピアですね。
了解です!そんな感じでいきますね。ロルの長さは安定しないし、拙い文章ですが、お手柔らかにお願いします…。もし変な文があったり続けにくければ、遠慮なく指摘してください…!)
…怖いから捕まえろって言われてもなぁ…。
(アクシスを離れて荒れ果てた外の世界を歩く。建造物はどれも倒壊寸前、木々は朽ちて、目に見えそうなほど淀んだ空気が漂う。ガスマスクと防弾チョッキに、重いバックパック、アサルトライフルを両手に持ち、腰には拳銃とナイフを忍ばせる。これから戦地へ赴くかのような厳重な装備とは反対に、気の抜けたようなため息と呟きを零す。
___遡る事3日、自宅のベランダでモーニングコーヒーと共に煙草をくゆらせていれば、一本の電話が室内で鳴り響く。慌てて受話器を取ると、どうやら仕事の依頼のようで、「黒髪銀目の恐ろしく強いメイジ。いや、イーブルが怖いから捕まえてほしい。」となんともアバウトな内容だった。しかし報酬は他の依頼の倍以上で、もし今週中にでも捕まえたのなら更に上乗せしようとのこと。もちろん金は欲しかったが、まだ朝で頭が覚醒しきっていなかった事もあり、ろくに考えずに引き受けてしまった。
___そして現在、今一度 依頼内容について考えると、どうしようもなく呆れてしまう。そのメイジがノーマルに対して何か危害を加えた訳では無いようで、ただ存在が怖いからという理由だけで捕まえろというのだ。しかも、はっきりとした所在は誰も知らず、ただこの街を離れた小さな浄化の木の辺りで見かけたという事しか、アクシスに住む人々からは情報は得られなかった。そんなメイジは実際に存在するのだろうか?汚染された空気にやられて幻覚でも見たのではないだろうか?しかし既に依頼は受けてしまっていて、この荒廃した街を調査するしか他になかった。
浄化の木はそう何本も生えているものでもないので、迷うことなく例の木の周辺までたどり着く。銃を構えて周囲を警戒し、その浄化の範囲内にある数軒の空き家に入り探すが、思った通り人気は一切感じられず、安全を確認すれば銃を下ろして。やはりそのメイジは幻覚だったに違いないなどと考えながら、一服でもしようかとガスマスクを取り、最後に入った空き家のリビングらしき部屋で、近くにあった椅子に腰かけ、ポケットに入っていた煙草を取り出す。そこでふと目についた物が。目の前のテーブルに使いかけのマグカップが置いてあったのだ。使いかけの物が置いてある事の違和感に眉を潜め、指ぬきのグローブをはめた手で、マグカップを持ち鼻の方に近づけて。)
…これは紅茶か…?
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