ノーマル 2021-09-07 06:50:28 |
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そう、まさにそれなのよマックスちゃん!今この世界で生きてる人の殆どが、幸せで満たされた気持ちになれてないし、なれるわけが無いって思ってる。唯一の方法がお薬に頼るしか無いなんてナンセンスにも程があるわ!
(幸せになるには残りの人生を全て捨てて薬に依存するしかないなんて、夢も希望もありはしない。彼も含めて『幸せて満たされた気持ちになれるわけがない』という人々の認識をどうにかして変えたいのだ。その気持ちを表すように言葉を続けて)
アタシはね、不自由すぎるこの世界で、自由に出来ることをもっと増やしたいの。代替食品の開発もその一種。味や種類が豊富にあって、それを自由に選んで味わえるって素敵なことじゃない?それに、たとえ一時的でも美味しい食事は心を満たしてくれるわ。同じく一時的にしか幸福感を得られないお薬と比べたら、遥かに健全でしょう?
(アクシスの上層区のような、一部の豊かな箇所は当たり前のように食事を自由に楽しむ事が出来る。けれど、下層区や他の街はそうではないことを自分は知っているのだ。不幸な気持ち、満たされない環境は、やがて八つ当たりに変わってノーマルの共通の『敵』とされているメイジに向かう。上層区に跋扈する嫌らしいノーマル達と違って、手を取り合えるかもしれないのに。ふぅ、と小さく息を吐き出してから、つまり結論はこうだと、話のまとめに入って)
それが、アタシなりの別方面からのアプローチ。今の暮らしが貧富の差に関係無く充実するようになれば、心に余裕が持てるようになる。余裕が出来れば、考えることが出来る。そうして誰かが少しでもメイジへの考えを改めてくれたら…知ろうとしてくれたなら、それは大きな改革に繋がる小さな一歩になるわ。ま、上層の人間は「くだらない」って笑うんだけどね。兵器や武器の開発とか、メイジを有効活用する方法を研究しろって、ホーントうるさくって!
(やれやれ、と肩を竦めて見せる。今までこの話をして笑わなかったのは、とあるメイジととあるノーマルの二人だけ。さて、彼はどうだろうかと笑みを浮かべたまま様子を伺って)
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