管理人@玄 2021-09-05 18:07:45 |
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>>エスメラルダさん
そうか、まあ釣り分は酒なり好きに使うといい。私はただこれだけの対価があって然る演奏だと、そう思っただけだ。
(こういった手合いの相場を知らず、思いついた額を投げ入れたが相手の反応からなにか不都合だっただろうかと視線を落とし、その帽子へ。しかしこの程度の金余りあるほど所持しており、また素直にこれだけの価値を素人なりに見出だした結果だと意に介することもなくいつもの高圧的ともいえる調子で。かちあった瞳は恐ろしく透き通っていて、なにかを見透かされそうな錯覚に陥りそうになれば誤魔化すように斜め下へ視線を移した。)
まあ、そうだな。音楽に興じる趣味のない、素人の拍手で良ければ、だが。
(無邪気に笑って見せる相手。素直な感情をぶつけられるのは久しく、どう返していいかもわからずひねた言葉が口をついた。)
吟遊詩人、いつもここで演奏を?宮廷楽士を目指しているのか。
(この広場のような、平民が集う場所へはそう滅多に足を運ぶ事は少なく、路上で演奏する人間など初めて遭遇した。吟遊詩人を最後に見たにはいつぞやに催された祭事だっただろうか。それ以外で、演奏家ときけば宮廷で王へ演奏を捧げる者たちか教会で演奏する者たちの姿しか見たことはなかった。興味深いと相手を捉えながら尋ねては)
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