主 2021-08-22 11:05:49 |
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>26 藤堂くん
へへ、私もさっきまで色々考えてたから同じだね。
(こちらの呼びかけに少し目を丸くさせ、返事にその告白も添えた君。そう言われると自分もほとんど意識していなかったし、この邂逅も本当に偶然のものだ。だってテスト前でどの先生もいつもより気合い入ってるし、一番最後の授業が世界史なのはもはや有罪だと思う。みんな、おやすみ授業って言って今日なんてもうある意味屍の山だった。わ、私はぎりぎり、手ついて耐えてたけど……あと10分遅かったらあっちの世界に連れて行かれてたかも。でもそんな眠気も更に強い光を受けたら嘘みたいに吹き飛んでしまう。眩しくて__蒸し蒸しする。夏って気持ちいいんだけどこういうところはちょっとなぁ。彼が汗を拭うのを横目に、ブラウスを軽く摘んで少しでも暑さが和らぐようにと風を入れた。パタパタと小さく衣擦れ音が立つ中、耳に届いた問いは直帰の旨。部活もないからまっすぐ帰るとかなり早い時間になりそうだ。ぽん太を散歩に連れていくにも陽が高すぎるし…となるとどこか寄り道するのはある意味必然に。う~んと視線動かし悩みながらバラバラの答えを返す。)
そうだなぁ…神社寄ってから帰るかな~。なんか新しく子猫が産まれたみたいだし、久々に遊ぼうかなって…。藤堂くんは?
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