零)あ、暇なんだ (半ば意外そうに相槌を打てば、ふと貴方の動作が気になって口を噤む。 次の貴方の言葉に一瞬瞠目し、その後もどう答えようかと悩む様に視線を彷徨わせ 「……俺も居ないよ、友達」 何気ない風を装いながら、軽薄な口調で答える。〝別にそんなもんじゃないの〟と素っ気なく答えるが、無意識のうちに手首の包帯を2,3度引っ掻いており)