ヌシ 2021-08-01 19:31:03 |
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【 松野 千冬 】
(彼女の声は届いているが今更止められず無我夢中で無数の痕を残して。あれから少ししてから満足したらしくゆっくりと唇を離すと漸く頼まれていたファスナー上げ、ぎゅうっと一度だけ強く抱き締めてからすぐに離れるとバイクの鍵を手に取り「…外で待ってる。ゆっくりでいいから。」と一言残してからリビングを出て。真顔のまま玄関で靴を履き、静かに外に出てパタンと扉を閉めた瞬間、あー!とその場にしゃがみ込んでは自分の髪をグシャグシャと掻き乱して。)
【 上原 美玖 】
そっか。
(あまり他の女と話さないと聞くと分かりやすく何処か安心したような表情を浮かべるが、こんな独占欲の塊みたいなのは良くない!と首をブンブン横に振り一人葛藤しており。短いキスは段々と慣れてきたものの長いキスは未だに慣れず、嫌というわけでなくただ緊張で無意識に身を固めてしまい。彼に勘違いされたらどうしよう、と不安な気持ちでいると腰と後頭部に手を添えられ、さりげない気遣いに胸が温かくなり、肩の力が抜けるとゆっくりと目を閉じ彼の舌を受け入れて。)
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