ヌシ 2021-08-01 19:31:03 |
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【 松野 千冬 】
分かった。
(お父さんの帰りが遅い時の方がいいかも、と聞けば聞かなくとも理由は何となく分かるので苦笑いすれば納得したように頷いて。彼女が安心したような表情を浮かべたので余計な心配かけて申し訳ないことしたな、と思えば頭を優しく撫でて。頬が赤い、と指摘されるとマジか!と慌てて腕で隠そうとするがそれより先に彼女の手が額に添えられる。ふわりと良い香りが漂うと彼女に手を伸ばし、ぎゅうっと包み込むように抱き締めて。)
【 上原 美玖 】
っ、痛くないもん、怖くないもん。
(彼が焦ったことで目に涙が浮かんでいることに漸く気づけば泣くもんか、と腕で目をゴシゴシ拭って、周りの目を気にする場面なのだが、あまりにも鈍感で揶揄ってくる彼に頬を膨らませれば小さな子どものように否定して。彼も同じ気持ちでいてくれていることがとても嬉しく表情を緩めて。ふと、先程のエマちゃんのことを思い出せば「…マイキーはエマちゃんの好きな人知ってるの?」と兄の彼にも相談しているのか気になり尋ねて。)
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