ーカランコロンー 軽快な音を立てて開いたドアを進む。 今日も重たい体を持ち上げて、少しでも気晴らしになればと外に出た。行きつけのカフェに入り、一息つく。 「そろそろキツイよな~…」 誰に届けるわけでもなく、ただ宙に言葉を放った。