で、でも、これからってどうやって……。そして何より、私はあなたの名前も顔も覚えてないんです。それなのに、いいんですか……? (男の言っていることはわけがわからない。けれど、どうしても記憶にあるような、そんな気がする。いや待て、そもそもどうやって『僕の』にするのだろうか。この男は罪に罪を重ねるのか? その前に道を正すのが警官じゃないのか? いろいろな考えが交じり、ほとんどまともな言葉として出てこない)