〆　緋、果たしたい約束　─廃遊園地編─

　
　
──── …普通に開いてました？この門。
（不気味で軽快な園内BGMが流れる中、つい先程呆気なく燃えて灰になった布切れを律儀にゴミ箱へ突っ込めば傍にあったベンチに腰掛け、赤く染まる空を仰いで。この謎の遊園地に入園して何時間経ったのか、スマホも時計も何もないこの状況。自分の様な人間も見当たらず、一人メリーゴーランド前で泣く少女とも満足に話す事も出来ずに苦戦を強いられていて。何とか脱出出来そうな扉を見つけたものの、先に進むにはそれ相応の覚悟が必要。面倒なことに巻き込まれたなあ、と空を仰いだままため息を吐いた途端、錆びた重い門が開くような音を聞いては直ぐに視線を園内入り口に向け、此処から走って間に合うかだなんて考える暇もなく入口へと走るも、同じ音を立てて再度閉まるゲートに落胆の色を見せてはゲートから視線を丁度踵を返した彼女へずらし。久しぶりにみた自分以外の人間、しかし様子を見るなり同じ境遇のようで脱出への糸口にはならないと判断するも、人手は多い方がいいのは確か。少し離れた所で立ち止まり、閉ざされた門を見上げながら問いかけて。）

　
（　／ 素敵な娘様及び絡み文ありがとうございます！わたしは既に小躍りを済ませ、今なら踊ったことのないタンゴでも踊れそうな気分でございます（　やめ　）此方もロルの長さは恐らく定まりませんが、相性が悪いと判断された場合、遠慮なくお伝えください！

またご相談させて頂きたい展開がありましたら背後より失礼させていただきます。それでは引き続きお相手の程宜しくお願い致します！）