Act Addict Actors【〆】

【紅石　瑞希】

すみません…では、失礼して。
（相手の気遣いに軽く頭を下げては、彼の隣に座り。飲み物だけでも頼んでおくか、と思い適当にノンアルを頼んで。今の時間は、家に帰り音ゲーのイベントをしているのに何故飲み会等を開くのか。心の中で愚痴りながらスマホを取り出して。隣には、イケメン同僚が居るが少しくらいならバレないだろうか。だが、彼がスマホを扱っていないのに扱うのは、と思い眉をひそめながらも渋々自分もスマホをしまい。こんな時に限って推しイベなのは、神様の悪戯なのではとゲームのような言葉を心の中で唱えて。イベントをやりたくて仕方がないが、他のものに集中すればそんな考えも無くなるだろうと考え「そう言えば…茅ヶ崎さん、劇団に入られているんですよね？」と少し気になっていたことを彼に聞いて）




【瑠璃川　幸】

ちょ、ちょっとアンタ大丈夫？？
（ジッと服を見ているだけだったが、中に入ってもっとじっくり見たいなと思えば店の扉を開けて。店に入り辺りを見渡しては、やはり中も綺麗だなと思いつつ客がいないなとジト目で店を見つめ。良い服ばかりなのに、失礼だが客は少ないなと無意識に考えてしまっており。足音がこちらに向かって聞こえてくる。店員だろうな、と思って音のする方を見た瞬間、女性が派手な音を立て転び。痛そうだな、と呑気な事を考えてしまっていたが怪我などしているのではないかと思うと大丈夫かと声を掛けて。この女性が、ここの店のオーナーだろうか。こんな良い服を作るのに何故、多くの人に見てもらえないんだろうと薄っすらと目を細めて。しゃがんで、相手に手を差し伸べては「…意識ある？救急車呼ぼうか？」と意識はあるのか、救急車を呼ぶかと声を掛けて）





（／いえいえ、此方こそ急かすようになってしまい申し訳ございません…。
全然気にしておりませんので、大丈夫です…！
改めて、よろしくお願いしますね）