高柳家の六兄弟【指名制】

（とある一室。ソファに腰掛けているのは暗い色に鮮やかな青が差し込む髪色が印象的なひとりの青年。ひとりで話せるよう原稿が用意されているようだ）

▽壱哉

はじめまして、高柳壱哉と申します。ええっと、弟たちについて…ですか？少し身内贔屓してしまいそうですね。それで良ければ聞いていってください（背筋をぴんと伸ばし緊張気味に挨拶をすると早速手元の原稿に目を落とす。幼い頃から可愛がってきた弟たちの顔を一人ずつ浮かべれば幸せそうに微笑み、こほんと咳払いをするとゆっくり口を開いて）

▼仁
仁は昔から友達を作るのが上手い子で。高校生の辺りからアニメ…かゲー厶なんかの女の子が好きみたいですけど、今はそんな趣味を活かした仕事もしていますしね。家事も得意なんですよ！私よりも手際が良いので、兄としては複雑ですが…。

▽充
あの子が反抗期の頃は家族みんなで心配していたのですが…根は優しい子でしたから。今は本屋で働きながら店主さんに勉強を見てもらっているそうです。たまに買い物ついでに覗くのですが、未だに身内に見られるのが恥ずかしいようで…可愛いやつですよね。

▼紫乃
ううん…もしかしたら兄弟の中で一番心配な存在かもしれません。弟はみんな可愛いですけど、あの子は特に綺麗でしょう？昔から危機感を持つよう言っているのですが自分の事には無頓着なようで…。折れない芯のようなものがあるようなので必要以上に口出しはしていないんですけどね。

▽伊月
樹は居るだけでその場を明るくしてくれる子です。あの子が女の子の格好をしたがったのはまだ小さな頃からでしたからいまのスタイルになってもあまり驚きませんでしたね。なによりとても可愛いですから！変な虫がつかないか、それだけが心配です。

▽六月
伊月とは双子ですが彼とは反対に少し難しい時期に入ってしまいまして。特に充に対しては当たりが強いですね。たまに大人びた事を言うのでびっくりしてしまいます。子供の成長は早い…なんて独り身のくせに実感してしまいました。

…本当はひとりひとりアルバムを持ってきてお答えしたいのですが…！お時間がありますもんね、これはまたの機会にということで。次は誰が答えるんですか？私の事、なんて紹介してくれるんだろう（話しているうちに緊張も解れたようで、最後のひとりを語り終えると緩やかな笑顔を向けて。原稿をめくり終えるも次に話す相手の名前は無く、想像をめぐらせては瞳を細め）


・募集上げ（リセット/6月6日まで）
・上げついでに長男視点の兄弟紹介
＞2 追記も必読