【廃棄物処理場】 「うん?」 なにやら動くような音がして振り返ってみるが誰もいない。耳を澄ますと上の天井裏から聞こえてくる。 「ネズミでもいるのかな?随分と古いと言うか月並みというか…」 少しあきれた様子で天井をしばらく眺めたあと、軽い気持ちで足元のゴミを一つダクトに投げてぶつけてみる。