【仮面ライダー/オリジナル】生き残れるのは、一人だけ【戦闘/恋愛】

>宝生永夢、サリス、ディスピア
【1-E 医療エリア/左翔太郎・フィリップ】

フ「それはロストドライバー！どうして君がそんなものを……宝生永夢の言うことも一理ある。君が本当に戦う意志がないなら、そのロストドライバーを渡してもらおうか。使い方がわからないようだし、無用の長物だろう？」

（ディスピアが取り出したロストドライバーにフィリップは目を丸くするしかなかった。シュラウドしか作ることのできないドライバーは早々に存在するものではないはずなのに、なぜあんな少女が持っているのか理屈がひとつも分からない。この世界にいる限り戦う力を持つはず、その理屈は間違っていないはず。だがその力の使い方を知らないとなれば確かにまだ敵だと断定はできない。距離は詰めないままディスピアに手を差し伸べドライバーを差し出すようフィリップは告げた。）

翔「あ！おいサリス！！」

（同時にサリスがその場から去ろうとして、翔太郎は慌ててサリスを追いかけようとする。確かに敵かもしれないという相棒の指摘は無視できないが、この世界で一人になるのも危険なはずだ。ましてあんな小さな女の子、一人させておけない。翔太郎はサリスを追うためディスピアに背を向け走り出そうとして）