To travel is to live. 　（〆）

＞シャオイェン【 ゾーイ 】

…ふーん、なかなか面白い仮説だね。
（　何かを言い返されるとは思っていなかったのか、少しだけ驚いたような顔をするもすぐにいつも通りの顔へと戻り。“ でも、わたしは食べるの初めてじゃないから ”と彼女の話を一蹴しても良かったが、それではあまりに大人げないだろう。全く表情を変えないまま、彼女の方へと視線を向けながらそう言い　）
……じゃあ、シャオね。…シャオって珍しい恰好してるけど、旅の人か何か？
（　正体を聞いただけなのに何故か誇らしげな様子の彼女を見ては、これは無視した方が良かったかもしれないと若干の後悔と面倒さを覚えつつ、とはいえ反応してしまったものは仕方がないだろう。彼女が話に飽きるまではそれなりの対応はしておこうと、パンを齧りながらも彼女について話を広げようとして　）


＞ルーカス【 レター 】

（　視界がふわっと高くなる。ガンマン達の様子をうかがうことができなくなってしまったが、彼の台詞から察するに、命が危険に晒されている──恐らくは銃か何かを向けられているのだろう。張り詰めた空気に思わず固唾を呑んだ刹那、けたたましい音と共に彼からの呼び掛けが響き。半ば反射的に体を折っては車内へと身を隠しつつ、無意識の内にお祈りするかのようにして手を組み指を絡め　）
────……この通り、なんとか。
（　何故こうもトラブルに遭遇してしまうのか……と思いつつ事が収束するのを待っていれば、いつの間にか辺りは落ち着きを取り戻している様子で。彼の発言と周囲の状況を踏まえ、危機は去っただろうと考えてはゆっくりと上体を起こす。そう問われ、自身の体に視線を落としてみるが目立つ傷や出血はなく、むしろ埃の方が目立っていた。服についた埃等を払いながらも答えれば、彼に倣い自身も前へと顔を向けて　）