無名 2021-04-23 11:44:21 |
通報 |
「へへぇ、世が見えねぇ盲たぁ言いやしてもね、あたしは目ん玉そのもんがねぇですからねぇ」
「光は義に賭けやした。魂は悪鬼に売りやした。躊躇いなんざ持たねぇで下さいな。所詮あたしは人斬りでさ」
名前/翡翠
読み仮名/かわせみ
性別/女
年齢/二十四
位/中立派 瞽女
性格/物腰の低い事なかれ主義の女性。基本的に愛想良く振る舞い、盲を指摘されても特に声を荒らげることなく、へらへらと笑って流す事が多い。
金で請け負う仕事も子供を狙うなら仕事は請け負わない、という約束事を設けており、また相手が金に見合わない力量の場合は手のひらを返すように逃げ去ることも。しかしながらそれ以外なら女だろうが男だろうがそれが家族を待たせる者であろうが依頼を遂行するなど冷淡な面は極めて冷淡であり、どこまでも現金な性格とも言える。
身長/四尺九寸
体重/十二貫
容姿/小柄な身体に黒髪の、おかっぱと言うにはやや伸びすぎているような、丸みを帯びた髪型が特徴的。身長や身体付きも相まって見てくれはやや幼く、盲を名乗る通り常に瞼を下ろしている。
亜麻色の着物の上から大きめの赤い半纏を羽織り、股引、草鞋に三度笠という厚ぼったいような服装が特徴的。腹には鞣した革帯を固く巻き、背に巾着も背負っているらしく、遠目から見ると猫背であるようにも見える。
武器/
七尺の竹杖
青竹を切り出し葉を落としただけの、杖と言うにはなんとも質素な代物。彼女の体重を支えられるほど強靭かつしなやかな上に両端に砂鉄を詰めているらしく、棍として十分な重量を保持している。
二尺四寸の打刀
雁金を模した鍔の付いた、反りの深い打刀。紫色の柄巻と朱色の鞘を持つ。
腰帯に上向きで下げているが、半纏で覆われているため一見帯刀しているようには見えず、初見の立会にて得物を悟らせないようにしている。
備考/
一人称:あたし 二人称:旦那、お嬢さん等々
長門の方から旅をしてきたという、笛吹の瞽女。倒幕派と保守派の入り交じる江戸の世で笛を頼りに日銭を稼ぐ変わり者であるが、その実竹杖の翡翠で名の通る始末屋である。好物は鍋焼きうどんと伊達巻。
始末屋と言っても人斬りからちょいと小突いて痛い目を見せるだけまでと値段で幅広く仕事の中身を変えるのだが、基本的に人を痛め付けて金を稼いでいる。本人もろくな仕事じゃないと語るように彼女に片端物にされた人間は数知れず、同様に恨みつらみを抱く人間も多い。
盲ではあるがその分聴覚と嗅覚、勘が冴えており、雨の中でも人の居場所を捉え切り捨てる。手裏剣やら弓やらも叩き落とす程ではあるが盲なのは間違いないらしく、杖無しで歩くと数歩もしないうちに柱やら家屋にぶつかってしまう。またちょっとした自慢として手や足の指の力が人より強いらしく、按摩も頼まれれば請け負うんだとか。
衣服はただでさえ大きめのものを着用している上に飛び道具対策に内綿を増やしているらしく、別に背を曲げている訳では無いのだが一見すると猫背のように見えてしまう。夏場でもこんな格好をしているため暑苦しい。
杖は槍術、刀は抜刀術で扱い、半纏で隠した懐から一瞬で刀を出し切り捨てるか、或いは竹杖を槍に見立てて扱うか、しなる竹を使って猿のように狭所を飛び回る。また二刀流の心得もあるようで、竹杖を大刀、刀を小刀に見立てて扱う。戦においては槍術、抜刀術、二刀流を切り替えて相手に己の剣筋を覚えさせないようにしている。また彼女の特徴としてつま先の強さから来る踏み込みの速さが上げられる。小兵であるため懐に潜り込んでも抜刀が出来るらしく、相手が刀を抜き去る前に踏み込んで内腿を一刺し、といったやり方で足を奪うこともしばしば。
その素性には謎が多く、長門から来たと言う割に長門で彼女のことを知る人間は少なく、家柄も不明。当然翡翠という名も本名では無い。幕府の内情や倒幕派の人員の名前をところどころ把握していたり、どこから仕入れたのか金になりそうな情報はだいたい抱えているなど素性も関係者も謎が多い。
(/以上をもちましてレス解禁とさせていただきます)
トピック検索 |