名無しさん 2021-04-19 19:31:40 |
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別に、礼を言われる筋合いは無い。
(突然背後から聞こえてきたその言葉に反応し、一定のテンポで進めていた足の動きが一瞬鈍く、遅くなる。感謝されるような事をした覚えなんてなく、不思議に思ってちらりと後ろに視線を向けると、そこには檻の中とは打って変わった表情を見せる彼女の姿が。本当に同一人物かと疑ってしまいそうだがエルフなんてそう簡単に見つかる種族ではないため、やはりつい先程自分が購入したものだと認識する。感謝の言葉、表面上は過剰な反応をせずさらりと受け流すと、乱れた歩調を元に戻し。暫く歩いて賑やかな街中を抜けてしまうと、徐々に人通りは少なく、視界に入る緑の量も格段と増えていく。そのまま進んで次に見えてくるのは森の入り口。近くに人間が居ないのを確認すると、大量の葉で日光が遮られて少し薄暗いようなその森の中へと入っていき)
(/何かありましたら遠慮なくお呼びください!
それでは、背後は一旦失礼致します……(蹴可))
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