名無しさん 2021-04-19 19:31:40 |
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( この世界に生を受けて幾星霜、美しい森と巨大樹に囲まれる生活は片時も崩れることはなく、そしてこの先も同じ土地で同種族の者たちと生きていくと思っていた。俗世の世界へ微かに淡い憧憬を抱いたことも記憶に新しいが、翠の双眸に映し出された念願の世界は活気溢れる王国都市でもなく、動物たちが群れる遊牧地帯でもなく、殺風景な檻の中であった。商人に連れられるまま赴いた黙認されている闇市場ではエルフのみならず亜人、獣人等多種多様な種族が犇めいており、エルフは自分以外に見当たらなかった事に多少の安心感を覚えたのも束の間、自身が売られた残酷な事実を受け入れる事は容易ではなく。数日が経っただろうか、希少種ゆえに待遇は悪くなく、鳥籠も同然の檻の中には比較的綺麗で寝台も備わっているが、対照的に彼女の曇り翳った瞳はぼんやりと外を見出していて。 )
( /出会いの場面ですね、了解致しました!少し返信お待たせしてしまったので此方から出させて頂いたのですが、初回ゆえ多少文が長めであるのと小説ロル心情ロルを多く含んでいるかと思います。絡みづらい等ありましたらもう一度出させて頂きますのでなんなりとお申し付け下さい!また、背後様に苦手なロルの種類が御座いましたら同じく教えて頂ますと幸いです。 )
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