怪談語り部 2021-04-06 21:02:16 |
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みんなは人形って持ってるかな?
これはそんな人形のオハナシ
アミちゃんは人形が大好きでした
アミちゃんのお気に入りの人形は髪が長くて言葉も話す赤い服の人形です
「こんにちは!今日もいーっぱい、遊ぼうね!」
[イッショニ、アソボウヨ]
「また遊ぼうね!約束だよ!」
[ヤクソクネ、ゼッタイダヨ]
アミちゃんは人形と、ずっと一緒でした。
アミちゃんにとって人形は親友だったのです。
~
それから数十年たちました。アミちゃんは大人になり、人形がいらない年齢になりました。
そんなある日の夜のことです
[・・・ボウヨ]
[アソ・・・ウヨ]
どこからか聞き覚えのある声が聞こえてきました。
[アソボウ・・・]
間違いありません。あの『捨てたはずの人形』の声でした
「なんで!?捨てたのに!!」
思わず叫ぶと声が帰ってきました
[ヤクソクシタカラ]
[アミチャント・・・ヤクソクシタ]
[ズットイッショニ・・・・・・ズット]
そしてカタン・・・カタンと聞こえてくる足音、それは小さな小さな・・・・・・そう人形が歩いてくるような足音がアミちゃんのいる部屋に近づいてきました。
ネエ・・・ナンデステタノ?ヤクソクシタヤクソクシタヤクソクシタヤクソクシタヤクソクシタヤクソクシタヤクソクシタヤクソクシタ
アミちゃんは怖くなり扉を開かないよう、しっかり持ちました
しかし、そのアミちゃんの後ろから
[アミチャン・・・ズットイッショダヨ?]
人形がニヤリと微笑んでいた・・・
(女性は蝋燭を一本消した)
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