碧棺合歓 / 主 2021-04-06 19:30:03 |
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ぅおい、いつになくしつけぇーな、お前のそう云うところが嫌いだわ、俺様はよぉ。
(帰路に就いていれば後をついて来られ、腕を取られた事に長い睫毛で伏せられていた紅い双眸を僅かに瞠らせ、其れからして彼の善者振った言動に虫唾が走る。)
ガキが一丁前に俺様の心配かよ?笑わせンな。酔ってただけだわ、其れより俺に構ってる暇ねぇんじゃねーのか。
(一郎の言うように、頭の双葉は心做しかしょんもりとした心理状態を表している様で、帰れば彼には弟達が出迎える。
誰だって物思いに耽りたくなる時ぐれぇあるだろうがよ。
腕を振り解き、預けさせられた彼の肩から離れるため懲りずに力なく掴み、押して遠ざけようとしつつ片眉を吊り上げ、やや煽り気味に返し。)
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