あぁ、そうしてくれや。早く、だぞ。 (声を掛け部屋を出て行く直前に彼の背へ切実にも聞こえる声音で早く、と聞き取れるか定かでは無いが投げ掛けた。 其れから彼がまた戻ってくるまでの辛抱だと其の間、目を瞑ってからは悪夢に魘され眉間へ皺を寄せ。 蹲るようにして縮こまる其の姿は痛みに耐えているようにも見えるがそうではなく、心配は無用である事を寝ながら見せ掛けて。)