〈虎杖〉 (本日の任務の報告書を出しに行こうと廊下を歩いていると、目の前に見えたのは高専職員である一ノ瀬の姿。床には見たことのない豪奢な花瓶が置かれており、その前で息を吐いている彼女に近付いていくと、大きな目を丸くしながら声を掛けて) あれ、一ノ瀬さんじゃん。何してんの?