匿名さん 2021-04-02 09:35:40 |
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いいんだよ、それほど痛くもなかったし。
(相手から覆い被さられること数分。空腹が満たされたのかこちらの首筋から相手の唇が離れて見下ろされると、失態を反省するかのように眉尻を下げる相手にこちらは大丈夫だと告げて。牙ほどの小ささの傷など傷のうちに入るものではなく、むしろ吸血鬼に血を吸われるという貴重な体験ができたとおどけるように言ってみせれば、「アンネリーゼ、これから血が欲しくなったら我慢することはないんだ。アンネリーゼの優しさは俺はもう知ってるし、これから皆知っていくんだから。」と、相手を助けた時に「怪我をしないで。」と声をかけられたことを思い出しそう言って。一歩遅かったら命を失っていたあの時、自分のことよりもこちらのことを心配していた。その一瞬でも相手は優しい心の持ち主であることが推理でき、そんな相手なのだから歴史に刻まれた、ヒトを脅かすような吸血鬼ではないことはわかっていると相手に諭すように言って。)
(/もう少ししたら翌朝までスキップしますか?)
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