匿名さん 2021-04-02 09:35:40 |
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(そうして連れて来られた浴室は己が知っているそれよりも遥かに広く尚且つ豪奢な造りとなっており、興味津々といった様子で内装を見渡していたもののメイドたちに手際良く今身に纏っている衣服を脱がされ、彼女たちの助力を得つつ洗体と洗髪を開始して。使うシャンプーや石鹸は非常に香りがよく、全身を洗い終わって少しばかり浸かることを許された湯船も特別な入浴剤が入っているのか癒される芳醇な香りがして。やがて風呂から上がり手伝って貰いながら髪を乾かし真新しいメイド服を着せてもらうもサイズがぴったり合うものがなく少々ぶかぶかになってしまい、現時点ではこれで妥協する判断が下されると使用人に案内されて相手の部屋の前へ。ノックをし部屋の扉を開けた瞬間、室内に漂う甘やかな血液の匂いが鼻腔を擽れば愕然と目を見開き、吸血鬼としての本能が疼いてくるのを懸命に堪えながら閉ざした扉の前で佇み、相手に近付かぬまま声を掛けて)
し、失礼、します……あの、本当に良いのでしょうか?このような、その……とても良いお召し物を頂いてしまって。
(/勝手にお風呂場の描写してしまいました、不都合がありましたらご指摘ください!)
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