ふふ、可愛かったよ、尻尾を踏まれた猫みたいだった。 (相手が恥ずかしがっている姿が新鮮で、一緒にテーブルに着き夕食を食べている相手の姿を眺めながら何処か揶揄うような色を浮かべて言うと楽しそうに笑って。いつも余り動揺を見せる事がなく落ち着いている相手が、肩を跳ねさせて驚いていた様子は尻尾を踏まれた猫のようだったと比喩しながら、よしよし、と相手の髪を撫でて。)