吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
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どういたしまして。あぁいいなそれ、たまには行くか。
(手を重ね指を絡めて歩き出せば夕方の思い出が頭に浮かび疲れが癒される。周りには人が少ないのと、酔っぱらいしかいないため自分たちが手を繋いで歩いているのはさほど気にならないのだろう。楽しく会話しながら歩いていればここに通いつめていたBarの近くの道で一杯だけ飲んで帰ろうかという提案に頷いた。懐かしいBarで飲むのは久しぶりで、たまにはいいと微笑んで足を向けていれば暗い路地裏から聞き覚えのある声がしてそちらを向く。先日、自分に絡んできた、相手を探している女吸血鬼。ずっと目を細め彼女を睨みつければ不機嫌そうに舌打ちをして)
・・・くそ、あんたのせいで最高の気分が最低になったわ。
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