吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
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それなら良かった、…ありがとう。
(相手がいつも通りの様子で待っていたため走って此処に来てくれていた事は知らず、あまり待たせなくて済んだのなら良かったと微笑んで。不意に相手に襟元を直されると、急いで着た事で襟が曲がっていると聞き恥ずかしそうに笑って、直してくれた事に礼を述べて。相手の言葉に嬉しそうに頷くと手を取り、行きと同じように指を絡めて歩き出すも流石に日を跨いでいるため既に帰宅したか、店で楽しんでいる人が多いのだろう、行き交う人は繁華街とはいえ然程多くは無く。家へと向かって歩いていると以前相手と会っていたBarの辺りの道に差し掛かり、既に懐かしいと表情を綻ばせると相手に提案して。)
この辺り、最近来てなかったね。…一杯だけ飲んで帰る?
(一方で昔からクラウスがあのBarを気に入っていることを知っていたイザベラが、彼に会うべく身を潜めつつ辺りの様子を窺っていたのもBarの近くで。当てが外れたのか一向に会えずにいたものの、先日出会った焦茶の髪の長身のハンターと見覚えのあるブロンドの髪の2人が歩いてくるのが見えると、ようやく見つけたとばかりに笑みを浮かべて2人の前に姿を現して。)
──久しぶりね、クラウス。ハンターさんはこの間ぶり。
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