吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
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僕がテオの幸せを壊した…だからこそ僕が、烏滸がましいかもしれないけど一生を懸けてテオを幸せにする。君がそれを許してくれたから。…約束する、ずっと一緒だよ。
(抱きしめられる力が強まり相手の肩口に顔を埋めるようにして抱きしめ返すと、耳元で聞こえた小さな呟きに目を伏せて。相手の日常を、幸せを奪い、本来踏み入る必要のなかった血腥い道に導いたのは間違いなく自分で、それでも愛してくれた彼のために一生を捧げると決めたのだ。相手が望むならどんなことでも、命を断つことも厭わなかったが、相手はそれを望まなかった。赦しをくれた彼に自分は生涯寄り添い続けると、側から見れば歪な愛の形かもしれなかったが、それでも構わない。こちらに顔を埋める相手の髪を撫でて唇を触れさせて。)
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