吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
通報 |
(その日、相手はBarには訪れなかった。遠方で任務に当たっているのか、怪我を負って来られないのか、はたまた気分では無いのか・・・。閉店間際までカウンターの椅子に座り弱めのカクテルを飲んで時間を過ごしてはいたが、最終的にはマスターに帰宅を促されチップを多めに払ってBarを後にした。家に帰ってから考えるのはBarに現れなかった相手のことで、相手にも事情があるだろうに一日に会えなかっただけで寂しさを感じながらシャワーを浴びる。明日は会えるだろうかという淡い期待を持ちながら布団に入って眠りについた。
次の日、目覚めてから拠点へ赴き昨夜討伐した吸血鬼らについて報告をする。満月の日は被害者の数が多いため聖堂に寝かされているが、その中に若いハンターの遺体もあることを目に入れると、せめて来世ではこんな目に遭わないよう祈りを捧げて拠点を出た。満月の次の日は吸血鬼たちも衝動が抑えられ被害の数は少ないため簡単に見回ってからBarに行く。ドアを開けるとカウンターに相手の姿を見つけ、無事な姿にほっと微笑むと声をかけてから隣に座って)
こんばんは、クラウス。昨日はお疲れ様。
トピック検索 |