吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
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(あの月の欠け方から明日ぐらいが満月だろうと推測し、激務が3日連続になることを頭の中で考える。それでも相手と夜に会えることを思えばその気力も湧いてきてなんてことも無いだろうとも思えてきた。相手と歩く今の楽しい気分を悟られないよう歩いていれば一瞬視線を感じたあと鼻につく、生臭い血の匂いがふわりと漂ってきた。なるほど今の視線はこの事か、と察すればそう遠くはない場所で行われているだろう行為に向かおうとポケットに入っている愛銃をさりげなく確認する。そこで、疲労が溜まっている相手に向かわせる訳には行かないだろうと判断すれば顔を相手へと向け、態とらしく眉を下げて申し訳なさそうな表情を向けるとこの場から離れる言い訳を口にして)
すまない、忘れ物をした。取りに帰るから、名残惜しいがここでお別れだな。
(勿論、忘れ物はしていない。相手と分けれるのは本当に名残惜しいが討伐しない訳には行かないだろうと考え、このまま匂いのする方へ向かえば気配も感じ取れるだろうと、ま先は違う方向へと向けて何時でも歩き出せるようにしておく。また忘れ物を理由にしておけば相手もすんなり帰宅できるだろうと考えた上で伝え)
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