吸血鬼 2021-03-16 10:45:12 |
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(此方に興味を持っているように見せて、パーソナルなスペースには他人を立ち入らせないよう一定の距離を保っているような接し方。その独特の空気感に此方も興味を抱いているのもまた事実で、視線を逸らされても尚、手元のグラスを揺らしながら相手の横顔を眺めていて。先程感じた感覚は正しかったようで、既にアルコールによってジワリジワリと熱を深めている様子。明日も来るかという問いには、何事も無ければいつものように来るはずだと返事を返して。)
──居るよ、多分ね。
(4日前の一件でハンターたちがいつもに増して目を光らせている今、無闇に町中で狩りを行う訳にはいかないため、数日は血を口をする機会も無いはずで。そんな時こそ空腹を紛らわせるようにBarに来ては、落ち着いた空間に身を沈めるのが日課。そんな中でも、この男とであれば気負わず楽しく飲めそうだと、相手に名前を尋ねて。)
…君、名前は何ていうの?
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